おばあ「戦車道時代」
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19: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2020/05/09(土) 21:43:28.29 ID:8RnpTjPs0
 ――・・・大洗港

 デーーー《聖グロリアーナ女学院学園艦》ーーーン

  ドーーー《サンダース大学校付属高等学校学園艦》ーーーン


冷泉「でっけぇ学園艦だね。金持ちは違わあ」

五十鈴「華道五十鈴流のお得意様である二校に話をしたところ、是非乗りたいとおっしゃられたので、わざわざ寄港していただいたんですよ」

西住「聖グロとサンダースも協力してくれるかもってことですか!?」

五十鈴「話がうまく纏まれば、ですが。これから両校の代表の方と会合です。一緒に行きましょう」


 ――・・・とある喫茶店

聖グロリアーナ隊長「私、戦グロリアーナ女学院の隊長を務めております、田尻と申します。ダージリンと呼んでください」

サンダースキャプテン「私はサンダースのキャプテン、おケイって呼んでね!」

西住「に、西住かほです。本日はわざわざお越しいただいてすみません」

冷泉「冷泉久子だ。ご両人、ウチのヤマに一口噛みたいってわけだね」

おケイ「ザッツライト!私達もスポンサーとして大会運営に協力するわ!」

田尻「世間に戦車道の灯火が燃え上がる様をお見せしたいと思っていたところですの」

西住「あ、ありがとうございます!」

五十鈴「では細かい話はまた後日私から通しましょう」

西住「久子ちゃん、聖グロとサンダースはお金持ちだから戦車もいっぱい持ってるし、戦前も戦車道やってた古株なんだよ」

冷泉「そいじゃものは相談なんだけどさ、ご両人」

おケイ「なにかしらん?」

冷泉「あたし達ゃ戦車を組んでるんだけどね、どうもエンジンやらなんやらが足りなくって困ってんだ。部品をカンパしてもらえないかね」

田尻「んっふ、そんな相談はじめてされたわ」

おケイ「おーケイ!戦車が完成してないと大会どころじゃないものね」

田尻「こんな諺があるわ。『敵に塩を送る』・・・仕方ないけれど、おケイの言う通り、相手がいないんじゃしょうがないものね」

冷泉「へっへへ、助かるよ。よかったなかほ」ポンポン

かほ「あはは・・・あ、ありがとうございます」


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