おばあ「戦車道時代」
1- 20
17: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2020/05/05(火) 22:26:50.55 ID:jKujAodT0
五十鈴「――ですが・・・」

西住「・・・!」

五十鈴「戦後七年・・・先日、日本と米国の安全保障条約が発効され、日本は本当の意味で戦争から解放されましたね」

 五十鈴「これから日本は再生しなければならない。人々に活気をもたらすための『なにか』が必要だと日々考えておりました」

 五十鈴「あなた方の仰る戦車道の大会・・・この大洗の皆さんに景気を付けることが出来るかもしれません」

武部「!」

五十鈴「なにより、戦車道の大会を開くことは世が平和になったことの証」

 五十鈴「戦争の象徴でもあった戦車で女子が競い合い切磋琢磨するなど戦時中には考えられないことですからね」

武部「た、たしかに・・・」

五十鈴「平和になったからこその戦車道の復権・・・そこに大きな意義があると私は思います」

 五十鈴「そして・・・西住かほさん、あなたの真剣な眼を見て気が変わりました。お母様に・・・五十鈴流家元に話を通しましょう」

西住「ほ、本当ですか!?今度こそ本当ですか!?」パァ

五十鈴「戦争が終わった日本の・・・この大洗の復興に一役かえるのなら力は惜しみません。あなた方に五十鈴流は出資いたします」

西住「やったぁ!やったね久子さん!」ダキッ

冷泉「話のわかる奴で助かったよ」

武部「さっすが梅!いよっ!太っ腹〜!」

五十鈴「戦車道と華道・・・武芸の道をゆく者同士、力を合わせましょう」

西住「はい!ありがとうございます!」

冷泉「これで金の工面はなんとかなったね。景気よく羽舞っておくれよ、五十鈴さんよ」ハッハッハ

五十鈴「・・・冷泉久子さん、あなたは少し眼に邪な色が混じっておりますね」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
110Res/101.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice