【安価コンマ】あなたが歩む風花雪月【その2】
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571: ◆VtnAffEdys[saga]
2020/05/14(木) 22:34:35.81 ID:i6N3dyywO
エーデルガルトとコミュ



大広間

エーデルガルト「悔しいけれど、クロードの講義はなかなか為になったわね」

クリス『そうですわねぇ、やはり彼の実力は本物ですわ。
…性格に難ありですけれど』

エーデルガルト「次期リーガン公爵でなければ、帝国にスカウトしたかったけれどね」

クリス『えぇー…本当ですの?』

エーデルガルト「………いえ、撤回するわ。
アレを引き入れたらいつ寝首をかかれるかわからない」

クリス『ですわよねぇ…。

話は変わりますけれど、エーデルガルトさんは舞踏祭に自信はありますの?』

エーデルガルト「私は次期皇帝としてその辺りの教育は受けているから、問題ないわ。
そういうクリスはどうなの?」

クリス『あ、ところで、女神の塔の噂って知ってます?』

エーデルガルト「逸らし方が雑すぎるわよ…。
まあ、あなたがこういう行事が苦手なのは知ってたけど。

それで、女神の塔の噂?勿論知っているわ。

舞踏祭の日の夜、女神の塔の下で逢瀬をした男女は結ばれるという話よね」

クリス『ええ。
正直、私はそういった物語じみたことは以前までとんと興味がなかったのですが…』

エーデルガルト「そうでしょうね。
…あら、ということは、今は違うの?」

クリス『まぁ、色々と本を読むうちに、多少なりはそういったロマンチシズムもいいかなーとは思うようになりましたわ』

エーデルガルト「そう…あなたがそんなことを言うなんて。変わったわね」

クリス『…酷くないですか?』

エーデルガルト「褒めてるのよ」

クリス『ならいいですけれど』

エーデルガルト「というか、そんな話をするってことは…当日に女神の塔に誰か誘うつもりなのかしら」

クリス『へっ!?
い、いや、今のところは特に…』

エーデルガルト「あら、そうなのね。
てっきり逢瀬の予定でもあるのかと思ったわ」

クリス『え、エーデルガルトさん!からかわないで下さいまし!』

エーデルガルト「ふふ、ごめんなさい」



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