絶対に笑ってはいけない勇者一行
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121:名無しNIPPER[saga]
2020/04/28(火) 01:43:51.79 ID:a+I1EmaE0

勇者「うぅ……ここは……」

ヤマタノオロチ「目覚めたか。だがもう遅い。わしの仲間も迎えに来た」

ブロロロロ……

勇者「あれは、トラック……」

ガチャ…

先生「どうも、お待たせしました。ヤマタノオロチくん、そいつごと一緒に、荷台の中に乗り込んでください」

勇者「先生!?」

ヤマタノオロチ「魔王様の命令とはいえ、またあんなところに押し込められるのか。しかも勇者の奴なんかと」

先生「ご安心を。そいつは勇者であるときの記憶を失っています。偽チート武器のスマートホーンを与えていたので、この期間ろくに武術も魔術も磨いていない。戦闘力はほぼ皆無です」

先生「異世界を渡り歩いては、何度もトラックで才気を秘めた若者を吹き飛ばしてきたこの私ですが。まさか同じ世界に転生する者がいようとは。よほどこの世界への執着が強いらしい。まぁ運良く記憶を消せたのでよしとしましょう」

勇者「嘘だ……何かの間違いだ……」

先生「魔王様も心配性だ。アカデミーの推薦状をこいつの故郷の王国に送り、私の縄張りであるこの学園都市に誘い込むとは。迷いの森の深部から魔王城へのルートを繋げる作業も今朝やっと終わりましたよ。さて、勇者の身柄を魔王様へ献上しに……」

魔法使い「話は全て聞かせてもらったわ」

先生「……おや。悪い生徒が隠れていたようですね。退学にしますよ?」

戦士「退学は嫌だぁああああ!!!!!」


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