71:名無しNIPPER[saga]
2020/04/29(水) 17:47:42.24 ID:SPkljqcV0
「……どう?」
「え?」
「今の俺、めっちゃ格好良い感じの事言えてなかったか?」
びしりと親指を立て、アイドルだったらファンに怒られそうなくらい決まりきっていないウィンク。
目の前にいたアイドルは口を丸く開けると、
怒る気力も絞り出せないまま、徐々に肩を震わせます。
横隔膜は、まだ暴れ足りないようでした。
「うん。すっごく良い感じに馬鹿だった」
「馬……おま、言うに事欠いて」
「まーまー。馬鹿同士仲良くやろーよ。ね?」
「……何が?」
今度こそ、正真正銘の大笑いで、馬鹿笑いでした。
ばしばしと肩を叩かれ、彼に出来るのは訝しむような視線を返すだけ。
307Res/234.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20