もしもし、そこの加蓮さん。
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58:名無しNIPPER[saga]
2020/04/29(水) 12:00:41.76 ID:SPkljqcV0

 「五分前です。皆さん、衣装のチェックはしっかりと」

 『はいっ!』

 「良いお返事です。担当さん方、後は任せますよ」


ステージ袖に通じるドア。
その前の通路に集った選抜メンバー達が、それぞれの担当プロデューサーと最終チェックを行います。

今回のアニバーサリーライブの為に用意された新たな衣装、”スターリースカイ・ブライト”。
新たなる舞台へ立つ少女達を祝福するように輝くドレスです。


加蓮が前に立つと、彼は指先で宙をくるりと二度、かき回しました。
衣装を纏った加蓮がゆっくりと左右にターンを繰り返し、彼は小さく頷きました。

 「なんか上手い事言おうと思ったが、思い付かなかった」



 「それいま言う?」

 「ギリギリまで粘ったんだぞ」

力の入れ所を完全に間違えてるような気がして、加蓮は小さく鼻を鳴らしました。


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