302:名無しNIPPER[saga]
2020/05/11(月) 00:01:10.67 ID:f5+pGcIp0
「あれ? 加蓮、そのカーデ新しいやつじゃん。似合ってる★」
「へぇ。よく気付くな、城ヶ崎さん」
「もうっ! ダメですよ、ちゃんと気付いてあげないと〜!」
「ご、ごめんなさい」
「Pさん、それじゃモテないよ」
「あの、島村さんくらいとまでは言わないからさ、もうちょい優しく怒って――」
仲間達と肩を並べ、加蓮はまっすぐ前を向いて歩いてゆきます。
四人の姿が自動ドアの向こうへ吸い込まれて、
後はただ、気持ちの良い風が春の陽気をどこかへ運んでいくだけでした。
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