288:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:25:03.55 ID:7gnP6kF90
【\】プロローグ
「ひゅむぅ」
加蓮の一日はよく分からない何かを呟きつつもぞもぞする事から始まります。
いえ。きっかけはほんの些細な出来心だったのです。
お泊り会の度に卯月が繰り出してくる、踏み潰されたアルパカみたいな謎の寝言。
それが毎度あんまりにも加蓮のツボを抑えてきたもので、
いつからか面白がって真似するようになってしまいました。
習慣というのは恐ろしいもの。
今では卯月が泊まっていようがいまいが関係無く出てくるようになってしまいました。
加蓮と卯月のお泊り会にウキウキ顔で参加した奈緒が、
朝日が昇るなり謎の譫言を繰り返し始める二人に挟まれ、
半泣きになりながら凛に連絡したのは未だ記憶に新しい事件です。
冤罪ですと、その際に卯月は繰り返し、繰り返し主張していました。
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