もしもし、そこの加蓮さん。
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271:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 22:32:23.88 ID:7gnP6kF90


 『光る螺旋を描いて行く――眩しい空へ飛び立った想いが…』


遠慮は要らない。


加蓮が凛と奈緒へそう告げると、二人は不思議そうに首を傾げました。
しないけど、と口を揃えて答えた彼女達は、まさしく加蓮が並び立つのに相応しい頂点でした。


 『溢れ出す…”Mind”――』


三つの頂点、トライアドプリムス。

ユニット名を噛み締めながら、
加蓮はあんなに大事に撫でていたリミッターを遥か彼方へ投げ飛ばしました。

このトリオの持ち味は激しいボーカルとダンス。
腐心していた魅せ方すらついでに投げ捨てて、加蓮は馬鹿になってやりました。


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