もしもし、そこの加蓮さん。
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229:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 11:36:27.84 ID:7gnP6kF90


 「さ、女子会……の前に、どっちで寝るか決めよっか」

 「え? 加蓮ちゃんがベッドじゃないんですか?」

 「いやいや、ゲストに決めてもらわないと」


お風呂でしっかりと身を清め、
パジャマ姿の二人は加蓮の自室で女子会の準備に取り掛かりました。
ベッドのすぐ脇に予備のお布団を敷き、その上でちょこんと向かい合います。

 「私、お布団で大丈夫ですよ?」

 「あ……ごめんね? 私の匂い、くさいよね……」

 「く、くさくないですっ! とってもいい匂いがしますっ!」

 「いや力説されても困るけど」

軽口に卯月が拳を握りました。
そういうのは凛とか響子辺りにやってほしいと、
加蓮は掌を見せ、どうどうと卯月を宥めます。


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