【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 3巡目
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375: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/04/26(日) 22:33:01.77 ID:VwzyNNQs0
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ユウナ「――――」

雑談を終えて。

もう一度ユウナが歌っている最中、音楽を遮るように壁にくっ付いていた電話からコール音が鳴り響く。

ワイズ「ぼ、僕が取るね! も、もしもし……?」

電話の受話口を耳に当てて知らない男性――このカラオケボックスの店員からの話を聞く。

…………あー。

ワイズ「もう終わりだってー」

ユウナ「――えーっ!? もう終わり!? 結局僕しか歌ってないんだけど! ほら、まだ間に合うからワイズも歌って!」

頬を膨らませながら、ユウナは今手に持っているマイクをグイグイと僕に押し付けてくる。

……ほ、ほっぺには止めて……!

ワイズ「ま、また今度ね? ほら、これ以上歌うと延滞料金? が発生するみたいだし……」

ユウナ「むぅ……んもう、しょうがないなー。じゃあ今度カラオケ行くときはぜーったいに歌ってよ!? 約束だかんね!?」

ワイズ「分かってる、分かってる――でも、ユウナの歌も沢山聞かせてね! 僕、ユウナの歌声大好きなんだから!」

ユウナ「うっ……そ、そういうことあんまり言わないでよ、嬉しいけど恥ずかしいんだから……」

ワイズ「でも本当のことだし……」

ユウナ「あああもう! もう出るよ! ほら、急いだ急いだ!」

大きな声で急かす様にして、ユウナは先に行ってしまった。

ワイズ「ま、待ってよぉ!」


コンマ6以上で――?

コンマ直下


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