【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 3巡目
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147: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/04/23(木) 23:28:04.82 ID:d8Vue3vq0
コンマ85+10=95
「いやぁ、これは失礼。入学式からここでボランティアをしている悪魔の用務員さんがよく話に出すから一度会ってみたい、って思っていたんだがなかなかタイミングが合わなくてね」
少し驚かせるような形で、無理やり顔を合わさせてもらったが……不味かったかな?
はっはっは……と、その男は笑いながら頬を掻いている。
……若いエルフの男性だ。見た目年齢20歳くらいの、好青年だ。
それなりの身長で、短い白髪で髪の先端にかけて薄い緑色のグラデーションがかかっているように見える。
「おっと自己紹介が必要かな? 個人的には結構顔が知られているほうだとは思うが……顔だけしか知られていないからねぇ、まぁ。楽しいのは好きだけどあんまりメディアに露出はしたくないのが私だし、その辺りは当然かな?」
コホンこほん、と。わざとらしく咳払いをして、僕の顔をじーっと見つめてくる。
……よく見ると。そのエルフの男性が来ている服は先生がよく来ている教師の制服に――何かローブのようなものを羽織った格好だった。
凄く豪華っぽい感じの、ローブだった。
「ではでは、改めまして――いや、初めてなんだけど」
そして、男性は――言う。
アンブローズ「私はアンブローズ・ヴェールド。このヴェルヴァディオ魔法学校の創立者にして、この魔国の王をやっている者だ」
宜しく、宜しく。と……何事のなかったように、アンブローズは言ってのけた。
…………。
……ま、まだ増えるのか!?
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