【艦これ】吹雪「パート3始まりました」 キット「最終章です」
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241:名無しNIPPER
2022/08/15(月) 20:46:20.49 ID:C/dIXMIK0

教祖「そうだ、少しばかり昔話をしようか。君は20年前のイージス艦の事故は知っているかな?」

提督「太平洋で演習中のイージス艦二隻が衝突事故を起こし沈没、多数の死者、行方不明者が出た事故だな」

教祖「ああ、表向きはそうなっているな」

提督「表向きは?まさか!」

教祖「そう、そのまさかだよ。あれは事故などではない。我々は正体不明の存在と遭遇し、攻撃を受けた。応戦を試みたが何も出来ずものの5分で沈められたよ。その時の数少ない生き残りの一人が私だ」

提督「当時はまだ深海棲艦の存在は一般には認知されていなかったし、たまにある目撃情報もネッシー同様のUMA扱いだったが、まさかそんなことが起きていたとは・・・」

教祖「君の師匠から聞いていなかったのかね?」

提督「聞いていないと言うより、そもそも事故だと思っていたから聞いてないと言うべきか・・・。いや、そんなことよりアンタは何故仲間の命を奪った深海棲艦を信奉するんだ?」

教祖「仲間の命を奪った?違うな。奴らは弱いから死んだのだ。そして私は神に選ばれたからこそ生き残った。この世には人知の及ばない力が存在する。私は力が欲しい!だからこそ神(深海棲艦)を指揮する側になると誓ったのだ!神を指揮する側になれば神以上の存在になれる!」

提督「いかれてやがる・・・」

教祖「私から見ればいかれているのは君たちの方だよ。何故、神に抗う?裁きを受け入れない?」

提督「奴等は神などでは無い」

教祖「やはり相容れぬか。だが、それでいい。それでこそやりがいがある。君は私が神へいたる道の第一ステップだ」

提督「人は神になどなれない」

教祖「なれるとも!さっきも言っただろう?私は君の首を手土産に深海提督となる」

提督「残念ながら俺は自分の首を差し出す気は無い。そして、この場でお前を斬る!」

教祖「艦娘たちの英雄である貴様が!人間を守る正義の味方が!地上を守るためこの私を・・・守るべき人間であるこの私を斬れるのか?」

提督「俺は正義の味方でもなければ、英雄と名乗った覚えも無い。俺はただ自分の信じるもののために戦う。目の前に敵が現れたら叩き切るまでだ!」

教祖「面白い、面白いぞ!それでこそだ、精々足掻け!そしてみっともなく命乞いをしてみろ!」

パン!

パン!

スパッ

スパッ

教祖「銃弾を斬ったか。だが、その余裕いつまで続くかな?」


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