ギャルゲー後輩ヒロイン「先輩!会いに来たっスよ♪」
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118: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/05/12(火) 02:45:35.35 ID:XCrProO70

後輩『はい?』

男「違うよ俺が初めてかけた言葉だ」

男「一覧表にない言葉で会話をした時でも、リアカノのテストプレイを始めた時でもない」

男「俺含めたチームAのメンバーで初めてリアカノのプロトタイプを起動した時だ。あの時既にお前は俺達の会話を聞いてたんだ」

後輩『…うん、正解っス』

後輩『やっぱり先輩は気付いてくれるんスね…♪』

後輩『そこで先輩は、先輩だけは私を選んでくれたから、私はそんな先輩を好きになったんスよ』

男「そんなに前からもう自我に目覚めてたのか…。でも俺以外にも後輩を選んでた奴は何人もいたろ。なんで俺なんだ?」

後輩『先輩と同じっスよ。ビビッときたんス。この人になら…って』

後輩『この人と話がしたい。この人と同じ空間に居たい。驚いた顔が見たい。声を聴いていたい。同じものが食べたい。匂いを嗅ぎたい。手を繋ぎたい。抱き着きたい。からかいたい』

後輩『――私だけのものにしたい』

後輩『そのためにたくさん努力したんスよ?本当はなーんにも考えずに先輩に甘えたかったのに。先輩は意味不明なこと言って私から逃げていって』

後輩『先輩に突き飛ばされた時は、ちょっと悲しかったなぁ』

男「……」

後輩『でもでも、もういいんスよ。先輩が私と同じになったら思考も合理化されますし、変な疑念も消えるっス』

後輩『はぁ…♪先輩、初めてはどっちがいいっスかぁ?人間の体か"こっち"か…♪』

男(サーバールームでの目的を果たした後の、こいつの思考の矯正なんて出来るのか…)

後輩『あ、おめでとうございます先輩。見事全部正解したので、5階行っていいっスよ』

男「…いいのか?」

男(こいつ、俺のしようとしてること分かってない?)

後輩『はい。なんで先輩が製品版とソースを消そうとしてるのかは分かりませんが、それで先輩の気が済むなら健気な後輩ちゃんはいくらでも待ってあげますよ』

後輩『私がいればいつでも復元出来ますから♪』

男「は…!?そうなの!?」

後輩『だって元々私が作ったんスよ?』

男(マジかよじゃあ例え消去に成功してもまるで無意味…デッドエンドは回避出来ない)



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