8: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/12(日) 23:22:33.79 ID:DIXGqohk0
もちろん、女性なのだから柔らかくて当然ではあるのだが。
そういうレベルではない。質量がまるでないような。
まるで人間ではないような。軽さと柔らかさに驚く。
9: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/12(日) 23:28:38.01 ID:DIXGqohk0
女「……♪」
笑った気がした。
ボーっとしていた表情が、少しだけ明るくなる。
10: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/12(日) 23:36:11.97 ID:DIXGqohk0
女「……」
男「いや待て、行こうとするな」
女「なに?」
11: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/12(日) 23:40:14.20 ID:DIXGqohk0
また明日。
毎日10レスずつ投稿できたらと思います〜。
12: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 22:43:44.89 ID:qU2nL77R0
男「風紀委員は、学校生活の乱れやらを取り締まる委員だ。」
女「乱れ?」
男「そうだ。お前はそもそも勉学に励む気がないとみた」
13: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 22:44:54.50 ID:qU2nL77R0
男「……」
女「……」
男「お前、家こっちなのか?」
14: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 22:51:04.52 ID:qU2nL77R0
男「なんでスクールバッグを持とうとしない?」
女「重い」
男「重くないだろ。何も入ってないんだぞ」
15: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 22:58:36.81 ID:qU2nL77R0
男「ん?」
女「持つ」
男「やっと持つ気になったか」
16: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 23:06:01.14 ID:qU2nL77R0
しかし、困ったことになった。
家に帰るのかと思いきや、一向にその気配がない。
ずっと歩き続け、先ほど入った住宅街を抜ける。
17: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 23:18:24.31 ID:qU2nL77R0
いや、だからなんだ。
男「そろそろ限界だ。住所教えろ」
女「住所?」
18: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 23:22:21.48 ID:qU2nL77R0
付けている髪留めを取って、俺に差し伸べる。
男「なんだ?」
女「あげる」
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