【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MDR」
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36: ◆BT63SEH4KsDo[saga]
2020/04/18(土) 04:26:07.01 ID:nDltejV40
響「『翠』ちゃん大丈夫!?」

『翠』「大丈夫大丈夫、最後も寸止めだったし」

マリア「ヒヤヒヤさせないで...今度こそ本当に先を急ぐわよ」

追手こそまだ来ていないけど、それが『私』達を見失っているからなのか見逃してもらえてるからなのかはわからない
その上こんなにドンパチやったのだから仮に前者でもここに留まっているのは危険以外の何物でもないだろう

『翠』「わかってる」

見れば、捕まってた皆も準備万端のようだ
翼さんもマリアさんの生存を確認出来たからか、完全復活とまではいかないものの大分元の調子を取り戻している
『私』はといえば...マリアさんに慰めてもらったこと、そして結芽ちゃんとの立ち合いでかなり吹っ切れたと思う
あぁ、そうだ

『翠』「ここで会ったのも何かの縁、結芽ちゃんも一緒に...」

一緒に行かないかと、そう尋ねようと振り向くと

『翠』「...ぇ?」

彼女の身体が、向こう側の壁が見えてしまうほどに透け始めていた

結芽「...うん、薄々はね、わかってたんだ」

『翠』「何、を」

結芽「1回目勝てなかった、私より強いおねーさん、でも今度は勝てた、私より強いおねーさんに勝つ事が出来た...今すっごく嬉しい!」

さっきまでのギラギラしたのとは違う、心からの笑顔で

結芽「ね、おねーさん、お願い...私が強かったってこと、いっぱいいーっぱい!広めてほしいんだ!」

...あぁ、『私』も、なんとなくわかってしまった
もしここでそのお願いを拒絶したら、彼女は怒ってその場に留まってくれるだろうか
いいや、多分留まってはくれない、悔しそうな、あるいは悲しそうな顔を浮かべて、それでも一度満足してしまったから、消える事を止められはしないだろう

『翠』「...約束する、貴女がどれだけ強い刀使だったのか、必ず語り継ぐ」

だから『私』は、そのお願いを聞き届ける


結芽「アハッ!ありがとうね!装者のおねーさん!」


そうして彼女...燕結芽ちゃんは、鞘に収まった自身の御刀を残し消えてしまった


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