佐藤和真「こいよ、ゴブリンの王。俺が相手だ!」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/08(水) 01:49:04.46 ID:/F2ygRZ3O
「くっ……ゴブリン共、相手はこの私だ!」
「そうです! 相手はそこのダクネスです! だから私にばっかり群がるのをやめろぉ!?」
ダクネスとめぐみんが囚われた場所は穴蔵で1番広い空間となっており、ダクネスの周囲が閑散としているのに対してめぐみんの周囲にはゴブリンが群がっていた。
「な、何故だ!? デコイまで発動しているのにどうして私は見向きもされないんだ!?」
わりとガチでショックを受けているダクネスはひとまずしばらく大丈夫そうなので、とりあえずめぐみんを優先して救出しよう。
「さすがに数が多いな」
「どうするの、カズマさん」
「この規模の群れなら、恐らく……」
岩陰から様子を伺っていた俺とアクアが策を練っていると、噂をすればなんとやら、一際大きな体格のゴブリンが現れた。
「あれがこの巣の主。ゴブリンキングか」
ゴブリンキング。
ゴブリンの統率者。
あいつをやれば、群れに動揺を与えられる。
「ひっ! な、なんですか、このバカデカいゴブリンは! お、おい! 人のマントに触るな! や、やめろぉおおおおおお!?」
ゴブリンキングが現れゴブリン共が鎮まる。
この好機を逃すことは出来ない。
いまにもめぐみんが襲われそうだしな。
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