佐藤和真「こいよ、ゴブリンの王。俺が相手だ!」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/08(水) 01:30:05.44 ID:/F2ygRZ3O
「ダクネス、めぐみん。俺の話を聞け」
別に、我儘を言い放題のパーティーメンバーに苛立って声を荒げたわけではない。
静かに語りかけるだけで、2人は口を噤む。
リーダーとして、そのくらいの信頼はある。
「話した通り、ゴブリンは醜悪な生き物だ。俺としても駆逐するべきだとは思う」
「では、どうして……!」
「俺はこのパーティーのリーダーとして、メンバーを守る義務がある。それが理由だ」
「カズマ……」
よし、まずは1人。めぐみんを丸め込んだ。
「わ、私としては、ゴブリン共の肉の盾になるのもやぶさかではないと言うか……」
「お前はもう肉の盾だろうが」
「あひんっ……!」
聞き分けのないダクネスを暴言で黙らせる。
「ついでに孕み袋にもしてやろうか?」
「カ、カズマの孕み袋に……?」
「俺とゴブリン、どっちがいいんだ?」
「カ、カジュマでしゅ……」
よし、ダクネスも堕ちた。しかしアクアが。
「カズマさんったらそんなこと言って根はチキンだから、人型のゴブリンを狩るのが怖いんでしょ? ねえ、そうなんでしょ? ゴブリンは男には容赦ないからびびってんでしょ?」
リーダーとしての威厳はその瞬間失われた。
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