【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 2巡目
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881: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/04/21(火) 19:30:16.69 ID:Zuy7MduA0
じゃあやってきます。
あんかもいきおいにふくむきがしたので、このさくひんはいきおい100%です。
※
ワイズ「…………と、いうかですよハルエルさん?」
ハルエル「なぁに?」
ワイズ「ここ、何処ですか? 僕は自分の部屋の扉を開けたつもりなんですけど」
流石に一瞬で工事しました、なんて訳はない。そもそもルームメイトのゾラさんが黙って――。
黙って寝てそうだなぁ……いや、流石にそれは酷いか……?
ハルエル「ああ、そっかワイズ君は私の魔法を見たの初めてだもんね! そっか説明がまだ足りなかったね!」
あっはっは。と、腰に手を当てて豪快に笑った。
ハルエル「まずこの部屋を創造して、次にこの部屋とワイズ君の部屋をくっつけたの!」
ワイズ「……?」
ハルエル「空間を創って、空間を繋げたのっ!」
ワイズ「あ、ああ、ああ……?」
なんかスケールが大きい感じがして良く分からない。
……うーん? なんか凄いのは分かる。
ハルエル「もう、もっと驚いてくれても良いのに……ま、どうでもいっか! じゃあもう話すこと話したからそろそろ帰るね!」
ワイズ「そ、そうですか……」
ハルエル「そこの扉を潜ったら元の自分の部屋が返ってくるから! また何処かで会おうね! ワイズ君!」
ワイズ「で、できれば遠慮したいなぁ……」
ぶんぶんと手を振るハルエルさんに背を向けて、僕は恐る恐る部屋の扉を潜る。
扉を潜った先は、何の変哲もない寮の内部だった。
ワイズ「……」
もう一度、扉を開いて戻ってみる。
ワイズ「おおう」
当然のように、何も変わらなかったように。そこは自分とゾラさんの部屋だった。
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