【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 2巡目
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489: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/04/15(水) 00:36:12.39 ID:G7GXrBUl0
ユレイ51「……可愛い!」

「うふふ、ちょっとだらしない姿を見せちゃったかしら?」

隣から戻ってきたその先生は、見違えるように変わっていた。

髪はきれいに整えられていたし、顔は赤くない。それに扉まで漂っていた酒の匂いが全くしない。

……五分と経っていないのだが。

ユレイ「私の名前はユレイ……ヴェルヴァディオ魔法学校の薬草学の先生で、保健室で大事な生徒たちの怪我を治す仕事もやっているの」

宜しくね? とウインクをされた。

……その先生の隣で、ファティマが苦笑いをしている。

ユレイ「それで、君は――ああ、名前を先生に教えてくれるかな?」

ワイズ「わ、ワイズです……」

ユレイ「そっか、ワイズ君かぁ……じゃあワイズ君はどこが痛いのかな? 先生に見せてくれる?」

ワイズ「あ、いや、その」

ユレイ「ううんいいの! 先生くらいになると見ただけでどこが痛いか分かるから! お腹だね! お腹が痛いんだね! じゃあまずは服を脱いでお腹の音を聞きましょう!」

目をぎらつかせながら、ユレイ先生は僕の服の裾を掴んで――。


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