4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2020/04/05(日) 00:28:41.56 ID:5b/uhYBp0
P「ごめんな。思い出せるように、頑張るから」
透「……そういう優しいところ、変わらないんだね」
P「なんだかむずがゆいな……ちなみに、昔会った時はどんな話をしてたんだ?」
透「私、プロデューサーには自分で思い出して欲しいんだけど」
P「いや、これは思い出すためのヒントというか、とっかかりが欲しいという気持ちでな」
透「んー……まあ、そういうことなら」
P「ありがとう。確か、ジャングルジムのてっぺんに座って何か話したと思うんだけどさ」
透「うん、した」
P「だよな! でもその中身が思い出せなくて」
透「――大人になったら結婚しようって約束したよ」
P「えっ――」
P「いや、流石にそれは嘘だろ」
透「うん、うそ」
P「だよな。そんな話したら流石に女の子だって気づくだろうし」
透「でも、結婚の約束とか定番じゃん」
P「漫画とかなら確かにそうだな。でもこれはリアルの話だ」
透「『お前、女だったのか……』も結構漫画っぽくない?」
P「それもそうだな……貴重な体験をしているのかもしれないな、俺」
透「どういたしまして」
P「まだお礼言ってないぞ」
透「先読みしてみた」
P「その読み、正解だ」
透「ふふっ、ありがと。通じ合ってきた気がするね、私達」
P「かもしれないな。ははっ」
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