32:名無しNIPPER[saga]
2020/04/03(金) 20:06:53.87 ID:/ZuzgcCF0
「あ、あれっ? もしかして、私の勘違いだったかな?
じ、実はあんまり、楽しめてなかったー、とか……?」
それに対し、今度は私が少し慌ててしまう。
そう、私が驚いたのは、そんなことじゃなくて、彼女が私の名前を知っていたこと。
レッスン中の私の様子を見ていたことだった。
それを告げると、彼女は安心したように息を吐いて、また笑った。
「もちろん、覚えてるよ! だって一緒にお仕事してくれる子達だもん!
特に〇〇ちゃん、すっごく一生懸命だったから。それに、私も負けてられないなって頑張れたんだ!
もし〇〇ちゃんが居なかったら、今日の私、結構失敗しちゃってたかも、なんて……」
そう言って、バツが悪そうに頭をかく。
そして私が何か言う前に、
「それにね、その……。プロフィールに、私のファンだ、って書いてくれてたから。
だから嬉しくて覚えちゃった、っていうのもあるかも」
顔を赤らめて、照れくさそうに笑った。
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