主人公「安価とコンマで武装探偵社の一員として活動する」【文豪ストレイドッグス】
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◆WlXBYBXWS3zL
[saga]
2020/06/28(日) 13:53:01.13 ID:5L45g3BIO
[場面転換中───]
ガララ
西尾「おや、出て来たね司馬君。如何(どう)だった?」
司馬「あ、西尾さん……」
司馬「はい、ゆーかちゃんは御父さんに会う事が出来ました。ゆーかちゃんは嬉しそうだし、御父さんにも感謝されて……ホッと一息です」
司馬「……鎌池さんは?」
西尾「彼なら帰ったよ」
司馬「ええっ!?」
西尾「彼は英雄(ヒーロー)になる事を嫌うからねぇ……。感謝されるのがこそばゆくて帰ってしまったんだよ、きっと」
司馬「そうですか……」
西尾「……司馬君、今日鎌池君と一緒に居て如何(どう)思った?」
司馬「え? そうですね……」
司馬「鎌池さんは……少し口が悪いけど、何事にも一所懸命で、周りの事を良く見ていると思います」
司馬「何だかんだでその人の事を助けようというか、そう云う言動をしていますよね」
司馬「……あと、ちょっと不幸?」
西尾「……はははっ! 流石だね司馬君、其処まで見抜いたか」
西尾「そう、鎌池君はね、とっても不幸なんだよ。まるで異能力では無いかと思ってしまうくらいにね」
西尾「彼は日頃今日みたいな不幸に巻き込まれ、その先々で誰かを助け、ボロボロになって相田さんに治療されるという毎日を過ごしているんだ」
西尾「だから今日はマシな方かもね。あんまり怪我してないし」
司馬「……異能じゃないんですよね?」
西尾「断じて違う」
司馬「な、成程……」
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