99:☆5/5 ◆AL0FHjcNlc[sage saga]
2020/03/30(月) 23:25:06.33 ID:pVyNxzTm0
泰葉「じゃあ具を抜いて、普通のそうめんにしますか?」
楓「はい! お願いします!」
楓「名古屋の名物って、何か変なのばかりですよねぇ。台湾ラーメンも、小倉トーストとかあんスパとか天むすとか、高カロリー+高カロリーで胸焼けのオンパレードですし!」
楓「濃い味で誤魔化しておけば何とかなるオーラがむんむんなんですよねぇ、名古屋! 味噌やら胡椒やら唐辛子やら!!」
のあ&泰葉「(………)」
楓「安っぽいというかファミレスメニューというか、もうB級の中のB級ってカンジで、愛知県民の民度の底が知れるというかお里が知れるというか、『いやあれだけ偉そうな事いっておいてB級とか戸愚呂じゃ───
ガシィッ!!!
楓「ヴッ!!?」
時子「へえ……、流石はEランク。随分と口が回るようになったわね」
時子「上を目指すには、Bランクの味もたぁんと堪能しておくべきだと思うわ。辛(から)く、険しい道のりを往く楓には私からの餞別よ」
楓「えっ、えっ、えっ!?」
時子「泰葉。私が追加で味付けするから、貴女は休んでなさいな」
泰葉「はい。分かりました」
楓「えっ!? と、とと時子ちゃん!? ななな何でそんなに不機嫌なんですか!? 怖いですよ!!!」
楓「あっ!? まま、まさか時子ちゃん、名古屋って……!? あっ、違うんです違うんです誤解です!!!!」
楓「名古屋を馬鹿にしたつもりは無くて、その、台湾ラーメンだけに他意は────………
泰葉「高峯さん、どうですか? 台湾風そうめん」
のあ「確かに、少し辛さが欲しいかしら。魂を揺るがす程の刺激が」
泰葉「う〜ん、輪切り唐辛子は入れたんですけどね。豆板醤とかラー油とかかなぁ?」
のあ「……でも、刺激が無くとも、それはそれで求める人がいるはず」
のあ「この落ち着いた優しい味付けも、私は好きよ」
泰葉「ありがとうございます。さて、私も食べようかな」
おわり
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