72:☆1/2 ◆AL0FHjcNlc[saga]
2020/03/30(月) 23:02:51.71 ID:pVyNxzTm0
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【岡崎宅】
のあ「……時子」
時子「なによ」
のあ「貴女が泰葉の家で過ごすのは、何か理由があるのかしら」
のあ「……甘き誘惑。人間は、安息を求めるあまり堕落という闇に囚われる」
時子「その質問、そのまま返すわ。想像に難くは無いけれど」
のあ「セ、節約」
のあ「泰葉の家にいるだけで水光熱費が、とても浮く」
泰葉「あの、一応本人いるんですけど」
のあ「あと、居心地がとてもいい」
時子「私は退屈しのぎ。道化の滑稽な三文芝居でもたまには興が乗るわ」
時子「これ以上にないくらい、憐れみを感じさせてくれるという意味でね」
泰葉「(高峯さんのことかな)」
泰葉「でも時子さん、いつもご飯時に来るから、てっきりご飯が目的だと思ってましたよ」
時子「………」
のあ「お茶を貰えるかしら」
泰葉「あっ、ハイ」
泰葉「そう言えば、楓さんは今日来ないんですね?」
のあ「……?」
のあ「(確かに、珍しい。今日は楓さんの好きな銀だらのみりん漬けなのに)」
のあ「ラインも未読だったわ」
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