44:☆2/2 ◆AL0FHjcNlc[saga]
2020/03/30(月) 22:15:57.23 ID:pVyNxzTm0
━━━━━━夜━━━━━━
【岡崎宅】
楓「のあさん………あの……」
のあ「?」
楓「……まだ、やっぱり怒ってるんですか?」
泰葉&時子「(??)」
のあ「……いいえ?」
楓「本当のことを、言ってください!!」
のあ「(!!)」
泰葉&時子「(………)」
楓「この前から、妙に余所余所しいというか………、今日だって、会話を面倒臭そうにさっさと切り上げてどこかに行っちゃうし……」
楓「お願いです、そのっ、ハ、ハッキリ言ってください!」
楓「わ、私……のあさんには嫌われたくないんですっ!!」
楓「い、至らない点があったら直します、気分を害した発言をしてしまったのなら、謝ります………だからっ」
のあ「………………」
泰葉&時子「(………)」
のあ「楓」
のあ「ちがうわ、本当に。私……」
のあ「苦手なの、3人以上の会話。混ざれないし、いる意味がないかなって……」
楓「ア…、アァ……っ!」プルプル
楓「わ、分かります! その逃げ出したい気持ち、い、痛いほどにっ……!」
楓「私だってそうです……。その、3人以上の会話のキャッチボールだと、う、上手いタイミングで返せなくて、いっつも私で会話が止まっちゃって……『えっ、何でここで会話が止まるの? 次も私の番?』み、みたいな……っ」グスッ
楓「お酒の場となると、の、飲みニケーションというよりはもう早く飲んで酔わして寝かせてくれみたいな心持ちで……、その、あの、私がお酒が好きな理由も、酔いを理由にして、拙いトークでも許されるからであって……ッ」ポロポロ
楓「た、ただ、マンツーマンでの会話なら、べ、別に大丈夫なんですよ? ホラ、私が黙ったら相手も黙るだけだし………………でも、3人以上の会話は、私が黙っても他は話し続けるじゃないですか? だからその、疎外感というか、ぼ、ぼ、ぼっち感が半端無くって、プレッシャーに耐えきれないんですよッ…………、それで更に、他の人が気を遣い始めて私に関する私が喋りやすい話題を振って会話になんとか入れてくれようとする空気になった時なんてもう、申し訳なくてっ、情けなくって…………っ!」ダバー
楓「ごめっ、ごめんなさい……っ。のあさん、今度から私達、一緒にが、頑張りましょう……っ! 協力すれば、きっと3人でも4人でも一緒に会話ができるはずです……!」
のあ「楓っ……、貴女ならきっと分ってくれると、信じてた……っ」ホロリ
楓「ビバ、リア充っ! ノーモア、愛想笑いっ!!」
時子「……アホらし」
時子「泰葉。飲み物」
泰葉「あ、ハイ」スッ
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