北条加蓮「藍子と」高森藍子「ちいさく気になるカフェで」
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25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/29(日) 18:47:58.50 ID:Cfawr/4g0
加蓮「例え話でそんなに喜ばれるのって逆に複雑なんだけど……。オフの日にぶらっとするくらいなら、言ってくれたらいくらでも付き合うよ?」

藍子「……いいんでしょうか?」

加蓮「そりゃ私がいいって言ってるんだし……。今更何に遠慮してるんだか」

藍子「最近、加蓮ちゃんと遊びたいってお話や、加蓮ちゃんとお出かけしたってお話をよく聞くから……。私が言ってもいいのかな、なんて――」

加蓮「ハァ? あのね、駄目なら私はここに来てないでしょ?」

藍子「それもそうですけれど……」

加蓮「はい。余計な心配ばっかりしないの。あと、それは昔の私が通った道だからね」

藍子「えっ――」

加蓮「……人の見ちゃいけないものを見たって顔にならなくてもいいから。昔って、そんなに昔のことじゃなくて。藍子と出会った後の話」

加蓮「私だってさ。藍子が色んな子達と仲良くしてるのを見て、私が藍子と一緒にていいのかなとか、私は藍子の輪の一部でしかないんだなとか色々考えたことがあって――」

加蓮「……って、そんな話はいいからっ」

藍子「加蓮ちゃん、」

加蓮「無駄に詮索しようとしないの! とにかく、無駄にグチグチ悩むなんて藍子らしくもないんだからっ。目の前で後ろ向きになられたら、私までネガティブになっちゃうでしょ?」

藍子「……くすっ。そうですね、加蓮ちゃんっ」


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