9:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 16:41:31.06 ID:O0jAO63X0
育「ごめんね。君を助けるためとはいえ、縄で両手をしばったりなんかして」
エミリー「いえ。お気遣いありがとうございます。足の疲れも、関所で少し休んだのでもう平気です」
育「城下までは一本道だけどまだかなり距離があるから、疲れたらすぐに言ってね。それに人通りも少ないし何が起きるかわからない。拙者から離れないでね」
エミリー「うぅ、そうですね。もしやこの辺りにも山賊がいるのですか?」
育「ううん。山賊はいないけど、野生のイノシシとか、あとは妖怪が出ることもあるそうだから」
エミリー「よ、妖怪ですか!? はぅぅ、さすが八百万の神々が住まう神秘の国……」
育「そうだ。エミリー殿、これを持っていて」
エミリー「これは、育吾郎さまの小太刀……」
育「万が一のことがあったらそれを使うんだ。もちろんそんな事態が起きないよう、拙者が全力で守ってみせるよ。だからあくまでお守り代わりだね」
エミリー「育吾郎さま…///」
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