42:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:01:58.21 ID:O0jAO63X0
まつり「いや、それだけはさせんのじゃ」
ひなた「あ、あなたは?」
まつり「ふふっ。余は通りすがりの貧乏旗本の三男坊、徳田松之助なのじゃ。心配せんでも、エミリー殿の身は余とこちらの祈祷師の先生が守るのじゃ」
紬「ええ。ですからあなたは村のみなさんがこれ以上動揺なさらぬよう、みなさんの傍にいてあげてください」
ひなた「わ、わかったべさ。けども……お兄さん、立派なお馬さんをお持ちなんだねぇ」
まつり「ほ? これは借り物の馬なのじゃ。とにかくそういうことなのじゃ。よろしく頼むのじゃぞ」
ひなた「は、はぁ……」
パカラパカラ…
紬「恐れながら……お殿様、あなたは本当に身分を隠される気がおありなのですか? 貧乏旗本がこんなに美しい白馬に乗れるはずがないでしょう」
まつり「はて。普段城下ではこう申せば誰も疑わないのじゃが……変なのじゃ」
ルミちゃん「ヒヒーン!」
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