279: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/07/12(日) 15:52:24.29 ID:P7QZ9IH80
この部屋には何も無いな
男「…ボタン?」
部屋を出て扉を閉めるとその扉に「荷物」と書いてあるボタンがあった
押してみる
押した途端扉が振動し、部屋そのものが蠢きだす。長く爆音を立てた後に自動的に扉が開く
男「…」
部屋内から肉の山が忽然と消え、最後に着ていた服と持っていた荷物だけがそこにあった
少しだけ血の臭いが香るものの他にはもう何も無かった
男「…ありがたく貰っていくよ」
服を着て荷物を確認するとペン、メモ帳、超高度濃圧縮熱線放射略式小銃、そして一つだけ見覚えの無いものがあった
男「剣?」
それは短い剣だった。超高度濃圧縮熱線放射略式小銃と同じような黒い金属で作られた短剣
刀身はまるで鉈のように分厚いが刃の先はどこまでも薄く、触れただけで指先が切れてしまいそうな、そんな錯覚すら覚えた
男「…行くか」
短剣を取り出しやすいところにしまい、歩き出す
@先ほどの植林室に辿り着く
A別の部屋に入る
B別の区画に迷い込む
C自由安価
>>280
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