【異種族レビュアーズ】デミア・デュオデクテット「モーツァルトより愛をこめて」
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1: ◆K1k1KYRick[saga]
2020/03/28(土) 13:06:40.19 ID:U4w5g7l00
地方都市の魔道士である吾輩は、長旅の末にようやくこの魔法都市に辿り着いた。

ここに来た理由は他でもない、大魔道士デミアの店を訪れるためだ。

あのレビュー記事が頒布されて以来、彼女のサキュバス店は巷を騒がせている。

特にエルフの若者がレビューしていた内容は衝撃的だった。

旅費を考慮しても最高レベルの魔道の講義を受けられるのは目から鱗だった。

研究分野こそ多少異なるとはいえ、その根底にある魔道には共通点も少なくない。

市内はどこもかしこも様々な種族で溢れ返っている。しかも男性の多い事と言ったらない。

そしてほとんど例外なく件のデコイを侍らせて歩いている。

やや無軌道な印象は残るが、政治に一切関与していない吾輩がそれ咎めても仕方あるまい。

「あのレビューが出回ってから観光客が大分増えたんですよ」

かくいう吾輩もデコイを受け取り、雑談しながら腕を組んで歩いている。

ふむ……なるほど、確かに噂に違わぬ素晴らしい佳人だ。

眩しいその肌色の面積の多さには、見ているこっちが気恥ずかしくなる。

とはいえそんな反応をしているのは吾輩くらいだ。

まあこの三日間で慣れるしかあるまい。

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2: ◆K1k1KYRick[saga]
2020/03/28(土) 13:07:34.30 ID:U4w5g7l00
   #  #  #

「従来の錬金法では生成物の収量が芳しくありませんが、この魔道をこのように応用すれば……」

吾輩は適当な宿屋を借りて彼女に早速講義をお願いした。
以下略 AAS



3: ◆K1k1KYRick[saga]
2020/03/28(土) 13:08:01.18 ID:U4w5g7l00
   #  #  #

「そろそろ食事にしますか?」

彼女に言われて吾輩は気づかされた。
以下略 AAS



4: ◆K1k1KYRick[saga]
2020/03/28(土) 13:08:33.04 ID:U4w5g7l00
久々にスプーンの重みを感じながら、スープを飲んでみる。

優しい旨味が一気に幸せを呼び込み、舌を綻ばせた。

不作法ながら食器に口を付けて一気にそれを飲み干した後、魚のムニエルをいただく。
以下略 AAS



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