ターニャ・フォン・デグレチャフ「私は副官の無防備さを甘くみていたらしい」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/26(木) 22:23:18.23 ID:rJNbqli6O
「諸君らも知っての通り、セレブリャコーフ少尉と私は共にライン戦線で死線を潜り抜けて今日まで生き抜いた、それはそれは長い仲だ。当然、私は部下として少尉のことを信頼しているし、副官としてはもはやかけがえのない存在とすら言っても過言ではないだろう」

知っている。それは全隊員の周知の事実。
だからこそ、少尉には誰も手が出せない。
そんや神聖不可侵な少尉は今更頬を染め。

「もう、デグレチャフ少佐ったら。かけがえのない大切な存在なんて……照れちゃいますよ」

などと、呑気に惚気ているものだからもう手に負えず、しかしながら俺たちを巻き込むなよ、他所でやってくれとは口が裂けても言えず。

「そんな私の大切な副官の下着を盗み、そしてそれを汚いイチモツに巻きつけて劣情を満たしているクズがこの大隊の中に潜んでいる可能性が少しでもあるのならば、私は皇帝陛下より賜りし大隊長としての権限を最大限行使して、諸君らの中から大罪人を炙り出すことに一切の躊躇いはない! 総員! 戦闘服を脱げ! 今より所持品検査を強制執行する!!」
『はっ!』

大隊長としての権限の行使。
それは言わば、大隊内における絶対命令権。
如何なる理由があっても拒むことは許されず、命令を下命された隊員は即座に戦闘服を脱ぐ。


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