15:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:23:53.84 ID:LYKLrGhZO
「明日から、私はここには来ませんよ?本当にわかっていますか?」
「…わかっている」
だから、別れてしまうのが名残惜しくて、こんな夜遅くまで学校に残ってしまうことくらいは許してほしい。少しだけ、これだけ言って前世のように諦めるから…
16:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:24:22.70 ID:LYKLrGhZO
「それにしても、今日は…『月が綺麗ですね』」
それは冨岡先生には絶対通じないだろうけれど、いえ通じないからこそ選んだのですが、私の自己満足なのだ。私はきちんとこう言って自分の気持ちにケジメをつけたいだけなのだから。
17:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:24:48.63 ID:LYKLrGhZO
「胡蝶…」
「はい?」
どうして呼び止めるのだろう。早く帰って泣きたいのに。貴方の目の前では泣きたくないのに。全くそんなんだから嫌われるんですよ…
18:名無しNIPPER[saga]
2020/03/25(水) 21:25:42.08 ID:LYKLrGhZO
「胡蝶…」
「はい?」
どうして呼び止めるのだろう。早く帰って泣きたいのに。貴方の目の前では泣きたくないのに。全くそんなんだから嫌われるんですよ…
19:名無しNIPPER
2020/03/25(水) 21:26:15.96 ID:LYKLrGhZO
「先…生…もしかして…記憶が…?」
「あぁ、俺たちは無惨を倒した。今、この世を平和にするために…だから」
「冨…岡先…生…」
「卒業したんだろう?前みたいに呼んではくれないのか?」
「冨岡さん…」
20:名無しNIPPER[sage]
2020/03/26(木) 06:38:24.91 ID:HQoNnT+30
良いぞ良いぞ
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