783: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/04/05(日) 00:16:51.96 ID:qK3IkPqW0
ワイズ「…………」
腰を抜かし、立てなくなっているコレットの横を通ろうとする。
コレット「ま、待ってください!」
ワイズ「コレットさん……」
コレットの声を、無視することは出来なかった。
コレット「どうして、どうして貴方はそこまで神の身体を求めるんですか! 騎士を殺し! 悪魔と契約を結んでまで! 何が貴方を動かす!」
ワイズ「……それは」
――――神様に選ばれてしまったからだよ。
そうとしか言えなかったし、それ以外の言葉が見つからなかった。
だからこそ、ワイズはそれだけ言ってベルフェの後に続いて宝物庫に入っていった。
コレット「……う、ううう、うううううううううぅ…………」
……涙を流す声と、力なく地面を叩く音が。確かに聞こえてきたが、振り向きはしない。
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