25:名無しNIPPER[sage]
2020/03/24(火) 19:45:07.70 ID:DIIYnfEAO
このみ姉さんロンブー淳と同業だったのか…
26: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:46:10.22 ID:QXoiPFTd0
「腕の悪かった親父に、わざわざ治療してもらいに来られたということはその……貴女も、普通の歯科医院では扱わないような治療をご希望だったんでしょう?」
ヒソヒソと私にそう囁いてきたこの人は、この歯科医院の息子さんでしょうか。
可憐「ま、まあ……ええ」
27: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:46:39.16 ID:QXoiPFTd0
「特別に貴女は、格安で高額治療をして差し上げましょう」
格安の高額治療というのが、いくらぐらいになるのか……私にはちょっとわかりませんでしたけれど、ここなら私の希望……そ、そう、麻酔なしでの歯科治療をしてもらえそうです。
可憐「お、お願い……します!」
28: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:47:37.09 ID:QXoiPFTd0
可憐「あの……し、診察室は……地下にあるんですか?」
「……ええ、まあ。着きました」
29: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:48:16.18 ID:QXoiPFTd0
「ふふふ……実はね、私はまだ歯科医師免許を取ってから1度も誰かを治療したことがないんですよ」
可憐「そうなん……ですか?」
「ハッキリ言って、自信がない! しかし誰かを治療したくてたまらない!! そして私は……美しい女性の治療をしたいんだ。そう、貴女のような!!!」
30: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:48:44.92 ID:QXoiPFTd0
「その服も素敵だ……似合っている。美しい……最初に一目見た時から、私は貴女を絶対に治療したいと思ったんです!」
こ、この服は、わざと派手な格好をすることによって自分を変えたいというつもりで……じ、実際の家で着ている私服は、ぷ、プロデューサーさんには見せられないような、囚人服とか拘束衣なんですけど……
31: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:49:21.43 ID:QXoiPFTd0
「もう治療費なんて必要ない! 代わりに貴女を……私の治療に対する対価としていただきます!!」
可憐「わ、私を……?」
「そう、貴女はもう一生ここにいるんだ! この地下で、私の治療をここで一生受け続けるんだ……!!」
32: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:49:49.56 ID:QXoiPFTd0
可憐「い、一生……? こ、ここで……?」
33: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:51:59.32 ID:QXoiPFTd0
一瞬、プロデューサーさんの顔が脳裏に浮かびました。
プロデューサーさんの笑顔。
私を見る目。
嗚呼……
も、もし……もしも……
34: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:52:30.78 ID:QXoiPFTd0
このみ「どうして飛行機に飛び乗ってまで、山口に来たの? プロデューサー?」
P「……可憐に、腕の良くない歯科医の話をした、と言ってたじゃないですか」
35: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2020/03/24(火) 19:53:08.22 ID:QXoiPFTd0
P「感じませんか? あっちの方から小変態(コスモ)が高まっているのを」
このみ「小変態(コスモ)……?」
P「ドMアイドルの体内に秘められた宇宙的エネルギーのことです。ドMアイドルたちはこのエネルギーを燃焼させることで絶大な歌とパフォーマンスを可能とするんです」
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