メイプル「ここがインフィニット・デンドログラムかぁ」
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93:爆死の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2020/04/05(日) 11:47:02.05 ID:zr72PBef0
回想

カスミ「まったく……マスターの私に相談もせずに勝手にクエストの受注書を提出するとはな」

バビロン「えー? 最終的にはマスターのサインが必要だったんだから、提出した時点で『やっぱりやめます』って言えばよかっただけの話だよー?」

カスミ「無理だ。恥ずかしい。あのまま流れに任せて受注書を提出した方がいくらかマシだ」

カスミ「幸い、失敗してもデメリットの存在しないクエストだったしな。依頼主には悪いが真面目にやるだけやって失敗だと言って貰おう」

カスミ「それで義理は果たせる」

バビロン「まー大丈夫だと思うけどねー」

カスミ(……まったく。微妙なクエストを受注してくれたものだ)ペラッ



【モデル募集:巨匠グランツィアン・バレノー 難易度:六】



カスミ「大した自信だな。本当に」ハァ

カスミ(天狗の鼻を折られなければいいが。いや、確かにバビは可愛い。しかし芸術家肌の連中は良くも悪くも独特の感性をしている)

カスミ(そのままバビが受け入れられるかどうかは微妙だな。相手のことをよく知らないし)

バビロン「ん。カスミー。ここじゃない? 受注書に書かれた住所って」

カスミ「そうだな。ではここからは真面目にやるか。すみませーん! クエストを受注してきたのですけどー!」コンコンッ



ガチャリンコッ


バレノー「またか、あの下半身だけの能無しギルドどもめ! 今度はどんな不細工ブスを」ピクッ

バレノー「これだーーー!」ズギャアアアアアンッ

カスミ(速ァ!?)ガビーンッ

バビロン「何とかなると思ったんだよねー。やっぱり」

カスミ「……まあ、よかった。何だかんだバビが凹む姿など見たくなかったし」ガシッ

カスミ「ほえ?」キョトン

バレノー「これは着物だな! 遥か彼方の国、天地あたりで流行っている美しき装いは見間違えようが無い! 多少は改造しているようだが!」

カスミ「は? は?」

バレノー「頼む黒髪の美少女よ! 私の芸術のモデルになってくれ!」

カスミ「はぁーーーっ!?」ガビーンッ

バビロン「じゃ、頑張ってねー。バビはその辺で時間潰してるからー」ソソクサーッ

カスミ「バビーーーっ!?」ガガーーーンッ


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