メイプル「ここがインフィニット・デンドログラムかぁ」
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9:爆死の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2020/03/22(日) 09:37:23.27 ID:5O4I07//0
その辺の飲食店

サリー「この世界では私のことをサリーって呼んでね。この世界での私の名前だから」

メイプル「……り、じゃなくてサリー。そのクマの着ぐるみ、何?」

サリー「あー。えーと、結構色々あってね。その内事情を話すよ」

メイプル「楓の木が書かれた風船をみんなに配ってたことに関しては?」

サリー「わかりやすかったでしょ? あの風船を目にしたメイプルが子供に『その風船、どこで貰ったの?』って訊けば万が一にも目的地を間違えることないし」

メイプル(風船を配った子を散らしてたのはそのためかー……)

サリー「で。何食べる? ここって味覚もリアルだからさー。何でも奢るよ?」ワクワク

メイプル「それはいいからさ。ちょっとこれを見てよ」ポンッ

サリー「お。早速操作に手慣れてるね……どれどれ」

サリー「難易度五のクエスト……発注者はリリアーナ……リリアか……」

メイプル「難易度五ってどのくらい難しいかな。発注されたからにはやりたいけど」

サリー「中級車でも単独じゃ難しいね。メイプルは今来たばっかだからジョブもないし、レベルゼロなら無理ゲーもいいところだよ」

メイプル「そっか。それじゃあ、これはもうちょっとレベルを上げてから……」

サリー「それも無理」

メイプル「え? 何で?」

サリー「このゲームのことは、ここまで来るまでに見てきたでしょ。どうだった? リアルすぎたでしょ」

メイプル「うん。凄くビックリした」

サリー「このゲームの厄介なところはそれなんだよ。リアルすぎるんだ」

サリー「……基本、時間を巻き戻す術がない」

メイプル「!」

サリー「気付いた? クエストは今も進行中なの。しかも難易度五ってことは危険度も段違いに高い」

サリー「急ごう。メイプル。何でもいいから手がかりとかない?」


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