メイプル「ここがインフィニット・デンドログラムかぁ」
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56:爆死の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2020/03/28(土) 11:00:50.44 ID:QXh2GuTT0
数時間後

理沙『楓! デスペナに追い込まれたって本当!? 何があったの!?』

楓「私自身さっぱりわからないんだけど……変なエンブリオに襲われてさ。抵抗らしい抵抗もできなかったよ」

理沙『……どんなヤツだった?』

楓「それがさ。わからないんだよね。こっちでも色々調べたんだけど」

楓「超級殺しって知ってる?」

理沙『そりゃまあ知ってるけど……まさか』

楓「エンブリオの特徴と、やられた人たちの証言からほぼ確定みたい。私もその人にやられたんだ」

楓「……と言ってもさ。超級殺しってのが具体的に何なのかまではわからなかったんだけど。誰この人?」

理沙『マスター専門の殺し屋を標榜している正体不明のPKだよ。結構な有名人』

楓「正体不明なのに?」

理沙『まだ超級にまで進化してなかったころに、超級のマスターを沈めたことがあるから。その話題だけで充分に有名人なんだよ』

楓「へぇ。凄い人なんだね。それが何で私なんかを。あそこにいたのだって私と似たり寄ったりの初心者ばかりだったはずなのに」

理沙『理由はどうでもいいや』

楓「……理沙? 何か考えてる?」

理沙『んん? んー……まあね。準備があるからすぐってわけにはいかないけど……』

理沙『あの殺し屋クンには、飛び切り面白い物を見せてあげるよ』ニヤァ

楓「悪い顔……」

楓「そうだ。デスペナに送り込まれてからログインできないんだけど」

理沙『ああ。このゲームのデスペナはログインの制限なんだよね。二十四時間は無理だよ』

楓「うえー……それって向こうの時間で三日ってことだよね。勘弁してもらいたいなぁ……」

理沙『あ、あと詳しくは解明されてないんだけど、デスペナ食らいまくったマスターのエンブリオは進化しにくくなるとか言ってたよ』

理沙『……統計的に結構な高確率で』

楓「げんなりする事実その二……」グッタリ


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