4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/19(木) 22:35:22.23 ID:z07AMiQQO
紗夜がラーメンに対する想いを胸に秘めているうちに、時計の針はあっという間に進んでいく。
気付いたら昼休みだった。ラーメンのことは忘れようと、紗夜は燐子と一緒に教室でお弁当を食べていた。
しかし、口に食べ物を入れて咀嚼するごとに、心と身体が全て遠き理想郷を欲してしまっていた。
――アツアツスープによく合うワカメ。特製醤油ダレのかけられた白髪ネギ。チャーシューは脂身が控えめで歯ごたえがあり、噛むたびにお肉の美味しさが口に広がる。そして、とろろ。
つい先日、宇田川あこと一緒に行ったラーメン屋を思い出す。
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