3:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:51:31.39 ID:hYSrEqF10
「それで傷心のプロデューサーさんを慰めようと思いまして。」
「いらん。」
「私、今悩んでることがあるんです...。聞いて、くれませんか...?」
4:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:52:03.39 ID:hYSrEqF10
「注文はどうする?」
「私はホワイトリリーで!」
「じゃあ、こっちはブルームーンで。」
5:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:52:32.05 ID:hYSrEqF10
「プロデューサーさんは...最近のシアターはどうですか?」
「まあ昔も今も変わらないよ。ドタバタの毎日。百合子も今日顔出して見てどうだった?」
「七尾先輩って言われるのがすごく気持ちよかったです。」
6:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:52:59.43 ID:hYSrEqF10
「で、志保になんて言われたか知らないけど、慰めに来たって?」
「はい。志保ちゃんに傷心の今がチャンスだと言われました。」
「ノーチャンスだよ。今回別れたのもそんなに引き摺ってたりしないし。」
7:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:53:39.41 ID:hYSrEqF10
「まあ仕方ない。正直、別れて解放された。って思った部分もあったし。」
「でも寂しくないですか?」
「...寂しい、か。そう...」
8:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:54:21.99 ID:hYSrEqF10
「大丈夫ですって...。それで...プロデューサーさんは今、フリーなんですよね?」
「そうだね。」
「ここにも一人、フリーな娘がいるんですけど。...どうです?」
9:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:54:58.27 ID:hYSrEqF10
「...百合子のことは好きだよ。大事に思ってる。」
「じゃあ、なんでダメなんですか?」
「...アイドルとプロデューサー。」
10:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:55:25.26 ID:hYSrEqF10
「でも...。」
「他に断る理由があるんですか?」
「やっぱり駄目だよ百合子。」
11:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:58:08.60 ID:hYSrEqF10
「そんなこと、私にとっては何の障害にもならないです!」
「百合子は、普通の男の人と幸せになった方がいいよ。」
「私は男の人とか女の人じゃなくて、Pさんが好きなんです。」
12:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:58:53.54 ID:hYSrEqF10
「付き合ってから分かることってあるじゃないですか。...私、夜のPさんを知りませんし、ついていけないかも。」
「なんの妄想をしてるんだ。」
「大丈夫です。予習はバッチリです。」
13:名無しNIPPER
2020/03/18(水) 22:59:53.42 ID:hYSrEqF10
「Pさん。おはようございます。」
「おはよう百合子。」
「どうですか気分は?あ、コーヒー飲みます?」
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