【安価コンマ進行】機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ『海宙』-SS速報VIP

【安価コンマ進行】機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ『海宙』

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189:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 01:12:52.13 ID:H8Uie7M7O
三機のモビルスーツを相手に、大立ち回りを演じるベリアル。

その姿は、数だけで言えば優勢なはずのパイロットらの精神に影響を与えていた。

当たらない攻撃と受け続ける攻撃に、苛立ちと焦りは募るばかり。募る焦燥は動きを単調にし、感覚を鈍らせる。

「…狙いが甘いな…」

最小限の動きで、無数の弾丸をやり過ごす。お前たち相手なら、この程度でも充分なのだと誇示する。

痺れを切らした一機のジルダが吶喊し、僚機が支援射撃を行う。

「ここで、お前は終わる…！」

振り下ろされたクロウ・バーをナックルガードで受けるでもなく、ブレードで斬り返すでもなく、躱す。

ジルダの背後に回り込み、背中合わせになる。そして、逆手持ちのブレードで急所を穿った。

そのまま、コンテナ船まで突撃。コンテナ船の外壁を貫き、大穴を開ける。

用意は済んだ、とブレードを回収。横に浮かんだままのジルダを蹴り返し、片手のブレードを射出。

金色の尻尾はユーゴーの頭部を貫通し、引き千切った。

「さあ、仕上げと行こうか」

ブースターを取り付けたモビルワーカーが、コンテナ船の穴から侵入したのを確認し、ベリアルは飛翔した。

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