少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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45: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/24(火) 01:07:27.02 ID:jl9dUkRW0
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女盗賊「ん?おぉ来た来た」

男「…近過ぎないか。転ぶぞ」

薬屋「……」

女盗賊「無事お目覚めってわけだ。お嬢様?」

薬屋「喧しいノイズがするなこの部屋は」

女盗賊「最早懐かしさすら感じる罵倒よ…。で、男、ちゃんと言っといてくれたんだろうね、ウチも薬屋ちゃん救助に一役買ったってこと!」

町娘「……」ジッ...

男「お前が居なければ俺はあのまま死ぬことを良しとしていたろうな。感謝する」

薬屋「……迷惑かけた」ボソッ

女盗賊「!薬屋ちゃんがデレた!」

薬屋「寄るな!鬱陶しいっ」

男「あまり大声で騒ぐなよ。声が漏れる」

女盗賊(とか言って、薬屋ちゃんが戻ってきて一番安心してるのはあんたでしょうに)

女盗賊「ま、とにかく座った座った」

薬屋「相変わらず……私の気も……」ブツブツ

四人「………」

男「…この場は何だ?」

女盗賊「薬屋ちゃんおかえりの会」

薬屋「……」

女盗賊「怖い顔しないでよ。冗談通じないんだから。…半分本気だったけどさ」

女盗賊「作戦会議。するんだろ?男」

男「……そのつもりだが」

町娘「作戦…?翌週、老師さんの元へ出向くだけではなかったのですか?」

男「全部話したのか」

女盗賊「ここまで巻き込んじまったら中途半端に知ったままの方が酷ってもんよ」

男「だからといって……」

男「いいか、俺達の事はおくびにも出すな。そして絶対に何もするな。君が危険に晒される」

町娘「知ってます。そのくらい」

町娘「覚悟はあると昨晩お伝えしました。なのに何も言わずに消えた方がおりましたね」

男「……」



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