少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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16: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/12(木) 01:28:53.96 ID:CrbqfshB0

町娘「」パッ、パッ

スッ

男「ん………」

町娘(濡れたタオルを乗せただけだけど、これで多少はマシになるのかな…)

男「……っ……」

町娘「……」



ーーーーー

女盗賊「──ま、ちょっとね。ウチの口からは言えない」

ーーーーー



町娘(…一目惚れというのもあったと思う)

町娘(けれどこの人はそう、最初から物憂げな顔をしていたものだから)

町娘「……気になってしまったんです」

男「……?」

男「君は…」

町娘「起こしてしまいましたか、ごめんなさい」

男「あぁ、いや。俺は寝付きが悪くてな……ん?」

(額のタオル)

男「そういうことか。すまない、余計な気を遣わせた」

町娘「そんな風に言わないで下さい。宿屋の娘として当然のことをしたまでですから」

町娘「今は休業中なので、ただの娘ですけどね」フフッ

男「……」

男「…こんな時間に、何を?」

町娘「父の様子を見るのが日課なんです」

男「それほどに酷いのか」

町娘「もう快方に向かってます。昔から病気がちで」

男「礼の一つでも言いたかったが…」

町娘「私から伝えておきますよ」

男「まさに寝耳に水だろうな」

町娘「本当に」



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