【艦これ】提督「墓場島鎮守府?」不知火「その3です」
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84: ◆EyREdFoqVQ[sage saga]
2020/05/24(日) 23:04:31.29 ID:1m+de9zfo

提督「俺だって最初から助けるつもりであの場所にいたわけでもねえし、助けたつもりもねえ。そいつのことは、本当にどうでも良かった」

提督「だから俺も、助けたつもりはない、あいつらが勝手に怯えて逃げてっただけだ、ってそいつに言って、それで終わりにしたんだ」

提督「それで、そいつと俺に繋がりがないってことが知れ渡って、結局またいじめられて。それでそいつはビルの上からサヨウナラ、と」

朧「……」

提督「教師どもはその責を俺に押し付けようとしたんだが、この時ばかりは親が出てきて弁護士呼んじまった。だから俺は全然喋ってねえ」

朧「……いじめてた人たちはどうなったんですか」

提督「知らねえな。興味もねえ」

朧「朧は、そういう人たち、許せないです……! 提督、どうにかできなかったんですか?」

提督「そういうふうに義憤にかられることも昔はあったけどな。もう諦めちまった」

朧「諦めた、って!?」

提督「だってなあ、いじめられるよりも、妖精とお話しできちゃう気狂いの仲間に見られる方が嫌だ、って言われてるんだぜ」

朧「……っ!」

提督「俺が誰かの味方になること自体、望まれても許されてもねえんだ。俺が善意で動いても拒絶されて終わりさ」

提督「だから諦めた。本当に俺に向かって、助けて欲しいと言われない限り、手も口も出すのを諦めた。それだけの話だ」

朧「提督……」



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