【艦これ】提督「墓場島鎮守府?」不知火「その3です」
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348: ◆EyREdFoqVQ[sage saga]
2021/01/26(火) 23:16:50.42 ID:Zv5Aj/0to

利根「うむ。吾輩たちは利根ではあるが、貴様の知る利根ではない。吾輩たちは、M提督に殺された利根たちの魂だ」

提督「!!」

利根「吾輩たちはもとは5人であったが、今では自他の区別がつかん。もはや一人のようなものではあるが……吾輩たちと呼ぶ方がしっくりくる」

提督「雲龍が言ってた、利根に複数の霊が取り憑いているっていう話は、お前たちのことか……」

利根「ほう、吾輩たちの気配に感付いていたか。なれば今後は雲龍に助けを呼ぶべきか」

利根「過去にも何度か貴様に声を送ったが、まともに聞こえたのは一度か二度かであったからの」

提督「川内の様子がおかしいって警告してた時か?」

利根「いいや? さすがに覚えてはおらんか。朧が弱って取り憑かれたときに声をかけたのだが」

提督「あのとき、俺の部屋に出たやつか……!」

利根「……うむ、どうやらかろうじて声は届いておったようじゃの」

利根「神通に川内の異常を伝えたときは、こうやって眠っている利根の体を借りて神通に伝えたのだ」

利根「宿主であるこの利根から離れてしまうと、吾輩たちの力も弱まってしまうのでな。あの晩は運が良かった」

提督「……」アタマオサエ

利根「む、准尉よ、大丈夫か?」

提督「ちょっといろいろ頭が追い付かねえだけだ。まさか幽霊と話すことになるとは思いもしなかったぜ」

利根「なに、少し変わった妖精だと思えばよかろう。深く考えても埒は開かんぞ」

提督「……」



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