【アイマス ×鬼滅】千早「プロデューサーは笑わない」
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名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:54:29.29 ID:18fKymV0O
「俺も女性の部屋に入るのは良くないのはわかっている。胡蝶に以前教えてもらっていたからな…」
「はぁ…」
胡蝶さんの方が歳下でしたよね?どういう流れでそんなことを歳下の女性に教わるんですか?
35
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:55:07.10 ID:18fKymV0O
「だから、俺は胡蝶にタオルを変えてもらうように頼んだ…頼んだんだが…」
『え?知りませんよ、私は今から亜美ちゃんと真美ちゃんと一緒に遊ぶんです』
「…と言われてしまった。先約があるなら邪魔はできない」
「それは…」
以下略
AAS
36
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:55:36.54 ID:18fKymV0O
「他の女性もいたが…どう声をかけるべきかわからなかった…」
おそらく律子や音無さんのことでしょう。765プロで働き出してしばらくたつのに名前を覚えていないところがこの人らしい。
37
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:56:16.87 ID:18fKymV0O
「なので、自分でやるしかなかった」
「…」
正直ツッコミどころはたくさんあった。けれど、こうして事情を聞けばあまり強くは言えない。私だって似たようなものだから。
38
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:57:37.55 ID:18fKymV0O
「…いつから気づいていたんですか?風邪をひいていたことに」
「如月が倒れた時だ」
「え?じゃあレコーディングの時は…」
「気づいていなかった。だが、『いつもの如月と比べて』下手くそだった、『だから何か不調があると思ったから』帰るように提案した」
「は?」
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:58:08.20 ID:18fKymV0O
「如月の言う通り、俺は何もわかっていないが、これでも如月の歌は聞いてきた方だ。『いつもと比べて』下手くそだと伝えただろう?」
「…ふふ…言ってませんよ」
『本当は優しい人なんですよ』
あまりの不器用さに笑ってしまう。胡蝶さんの言った言葉の意味が本当の意味で理解できた気がする。
40
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:58:45.83 ID:18fKymV0O
「ほら、頭に乗せるといい…」
「ありがとうござ…ってこれ、カラカラです
…」
「何!?」
以下略
AAS
41
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:59:15.94 ID:18fKymV0O
「すまない、これでどうだろう?」
「…えぇ、ちょうどいいです」
本当はびちゃびちゃだったけれど、多分これ以上は不器用な彼には不可能だろう。ここは嘘をつくことにした。
42
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:59:53.85 ID:18fKymV0O
「それでは俺はここで…」
「帰っちゃうんですか?」
「あぁ、女性の部屋にいるのはよくない」
変なところで真面目なんですね。いえ、本人からすればずっと大真面目なのでしょう。
以下略
AAS
43
:
名無しNIPPER
2020/03/11(水) 00:00:33.78 ID:uJzZqS4BO
残されたのはびちゃびちゃのタオル。昔、優が看病してくれた時のことを思い出す。小さい手では絞りきれなくて、びちゃびちゃのままおでこに置かれたことを思い出す。まるで、私が不治の病にでも罹っているかのような不安そうな目も今のプロデューサーそっくりだった。
「あ、弟みたいにって…そういうこと…?」
胡蝶さんのアドバイスが的確だったことに驚きながら、その日は目を閉じた。
44
:
名無しNIPPER
2020/03/11(水) 00:01:08.45 ID:uJzZqS4BO
「冨岡ァ!?テメェ、領収書はさっさとだせやァ!」
あれから数日が経ち、私の風邪もすっかりよくなった。プロデューサーは同じプロデューサーの不死川さんに怒られている。
「落ち着け、不死川、とらやのおはぎをやろう」
以下略
AAS
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