【アイマス ×鬼滅】千早「プロデューサーは笑わない」
↓
1-
覧
板
20
30
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:52:17.10 ID:18fKymV0O
その日の夜は事務所の医務室に泊まるように言われた。事務所なら誰かしらいるし、一人暮らしの家に帰るより安心でしょう。と律子から提案された。
「それじゃあ律子が帰れないじゃない…そこまで迷惑は…」
「こんな時までそんなこと気にしなくていいの」
「子供じゃないんだから、大丈夫よ…」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:52:54.63 ID:18fKymV0O
「おやすみなさい」
「おやすみ、千早ちゃん」
「おやすみなさい」
律子と音無さんに挨拶をする。そこからは熱が出ていたこともあってとろとろと眠りに落ちていった。
32
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:53:24.62 ID:18fKymV0O
目が覚めたのは、おそらく深夜。ひんやりとした感触が額にあたったからだ…。
「んっ…」
「…すまない、起こしたか?」
「ひっ!?」
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:53:57.72 ID:18fKymV0O
「…女性の寝ているところに勝手に入るのはどうかと思いますが…」
「俺もそう思ったが、胡蝶が帰ってしまった」
「はい?」
胡蝶さんが帰ってしまったことと、今のこの状況、何の関係があるんでしょうか。
34
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:54:29.29 ID:18fKymV0O
「俺も女性の部屋に入るのは良くないのはわかっている。胡蝶に以前教えてもらっていたからな…」
「はぁ…」
胡蝶さんの方が歳下でしたよね?どういう流れでそんなことを歳下の女性に教わるんですか?
35
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:55:07.10 ID:18fKymV0O
「だから、俺は胡蝶にタオルを変えてもらうように頼んだ…頼んだんだが…」
『え?知りませんよ、私は今から亜美ちゃんと真美ちゃんと一緒に遊ぶんです』
「…と言われてしまった。先約があるなら邪魔はできない」
「それは…」
以下略
AAS
36
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:55:36.54 ID:18fKymV0O
「他の女性もいたが…どう声をかけるべきかわからなかった…」
おそらく律子や音無さんのことでしょう。765プロで働き出してしばらくたつのに名前を覚えていないところがこの人らしい。
37
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:56:16.87 ID:18fKymV0O
「なので、自分でやるしかなかった」
「…」
正直ツッコミどころはたくさんあった。けれど、こうして事情を聞けばあまり強くは言えない。私だって似たようなものだから。
38
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:57:37.55 ID:18fKymV0O
「…いつから気づいていたんですか?風邪をひいていたことに」
「如月が倒れた時だ」
「え?じゃあレコーディングの時は…」
「気づいていなかった。だが、『いつもの如月と比べて』下手くそだった、『だから何か不調があると思ったから』帰るように提案した」
「は?」
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:58:08.20 ID:18fKymV0O
「如月の言う通り、俺は何もわかっていないが、これでも如月の歌は聞いてきた方だ。『いつもと比べて』下手くそだと伝えただろう?」
「…ふふ…言ってませんよ」
『本当は優しい人なんですよ』
あまりの不器用さに笑ってしまう。胡蝶さんの言った言葉の意味が本当の意味で理解できた気がする。
40
:
名無しNIPPER
2020/03/10(火) 23:58:45.83 ID:18fKymV0O
「ほら、頭に乗せるといい…」
「ありがとうござ…ってこれ、カラカラです
…」
「何!?」
以下略
AAS
55Res/19.59 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【アイマス ×鬼滅】千早「プロデューサーは笑わない」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1583850825/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice