高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「ふきげんなホワイトデーのカフェで」
1- 20
28:※第105話[sage saga]
2020/03/09(月) 18:25:15.75 ID:qx8ORpUD0
加蓮「ふう」コトン

藍子「ふぅ……」コトン

加蓮「考えてみたら、ホワイトデーってホントに意識したことないなぁ。なんだか縁がない感じ」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:25:45.91 ID:qx8ORpUD0
加蓮「今思い出すと、こう……もうちょっと何かできなかったかなぁ、なんて思っちゃった。Pさんもがっかりしちゃったかなー……なんて」

藍子「ま、まあまあ。でも、贈ったことには贈ったんですよね。Pさんは、喜んでくれなかったんですか?」

加蓮「ううん。ありがとうって言ってくれた。あと……次からまた頑張ろうな、だってさ」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:26:15.86 ID:qx8ORpUD0
藍子「もし、どうしても加蓮ちゃんが納得できないのなら――」

藍子「加蓮ちゃんも、Pさんに何かお返ししちゃいましょうっ」

加蓮「……お返しのお返しを?」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:26:45.87 ID:qx8ORpUD0
藍子「そういえば、ホワイトデーって何の日なのでしょう」

加蓮「何って、女の子がチョコのお返しをもらう日じゃないの?」

藍子「ふふ、そうですね。でも、そういうことではなくて――」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:27:16.22 ID:qx8ORpUD0
加蓮「バレンタインはそうだけど、ホワイトデーってそういうのなかったんじゃなかった?」

藍子「う〜ん……。歴史の授業では、聞いたことはありません」

加蓮「調べてみよっと」ポチポチ
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:27:45.62 ID:qx8ORpUD0
藍子「バレンタインの由来は、学校の授業で聞いたことがあるから知っていましたけれど……ホワイトデーのことは、気にしたこともありませんでした。お返しができる日だな、ってだけ思ってて」

加蓮「……お返しって、藍子が?」

藍子「はい。ちいさい頃から、チョコレートをくれたお母さんやお父さん、それから、バレンタインの時にチョコレートをくれたクラスのみなさんにも、お返しを配っていたんですよ。クッキーやマシュマロをっ」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:28:16.70 ID:qx8ORpUD0
藍子「それで、加蓮ちゃんは結局、お返しを贈るんですか?」

加蓮「……はい?」

藍子「贈らないんですか?」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:28:45.97 ID:qx8ORpUD0
藍子「あ、それならっ。歌鈴ちゃんがもし失敗してしまっても大丈夫なように、加蓮ちゃんがついていてあげてくださいっ」

加蓮「やだよ。藍子がついててあげれば? その方が喜ぶでしょ」

藍子「ついてあげられる時はついていますけれど、私もときどき熱中してしまうから……。加蓮ちゃんは、いつでも冷静に周りのみなさんを見ることができるじゃないですか」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:29:15.93 ID:qx8ORpUD0
加蓮「ちょっと思ったことあるんだけど」

藍子「何ですか?」

加蓮「そもそもなんだけどさ。藍子はホワイトデーにお返しをあげる派かもしれないけど、他のみんなはどうなの? 普通、ホワイトデーって私達はもらう側でしょ?」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/09(月) 18:29:45.85 ID:qx8ORpUD0
藍子「……あ、でも、ほら。加蓮ちゃんのお母さんは、加蓮ちゃんに何かお菓子を作ってほしいって言っているんですよね? それならっ」

加蓮「あー……」

加蓮「……きっかけとか理由とか、あんまり考えないようにしよっか」
以下略 AAS



37Res/28.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice