【シャニマスSS】はづき「アイドルと付き合うとしたら誰がいいですか?」
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17:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:36:59.25 ID:VoupHGXZ0

 眠れば具合も良くなるのかもしれないと思い、ゆっくりと目を閉じる。

 でも、酔ってるせいか頭がグラグラとして落ち着かない。後部座席の窓枠に頭を預けようにも、車の振動が直に伝わってきて余計に気分が悪くなってしまう。

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:39:09.09 ID:VoupHGXZ0

「すみませんプロデューサーさん、肩をお借りしてもいいですか…?」

「え?あ、あぁ……」

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:41:40.65 ID:VoupHGXZ0

 プロデューサーさんに触れている部分にばかり注意が向いて、手元への意識が希薄になっていた。
 太腿の上に置かれていた右手が横に滑り落ちる。
 すると、定められていたかのように、そこにあったプロデューサーさんの左手と重なった。

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:43:42.94 ID:VoupHGXZ0

「…………」

 そうなんです。
 手が重なっているのは、私が寝ているから偶然起きた事故なんです。だから、振り解く必要なんてないんですよ?
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:45:19.35 ID:VoupHGXZ0

「千雪、着いたぞ。具合は良くなったか?」

 軽く肩を揺すられて目が覚める。
 いつの間にか本当に眠ってしまったらしい。
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:47:20.15 ID:VoupHGXZ0

「あぁ、気にしなくていいんだぞ。体調が戻ったなら良かったよ」

 あんな事をして気にしないなんて無理に決まってるじゃないですか……プロデューサーさんはなんでいつも通りなんですか?
 自分でも理不尽だとは思うけれど、内心少しムッとしてしまう。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:49:21.63 ID:VoupHGXZ0

 いつまでも運転手さんを待たせるわけにもいかないので、タクシーを降りる。

「今日は本当に楽しかったです」

以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:51:57.90 ID:VoupHGXZ0

 夜風が身体の火照りを冷ましていくにつれて、理性が呼び戻されてくる。

「ふぅ……」

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:53:29.39 ID:VoupHGXZ0

 それならせめて、プロデューサーさんの意識の片隅だけでも私でいっぱいにしてしまいたい。そう考えてしまうのも仕方がないと思いませんか…?

 私のワガママがプロデューサーさんを困らせてしまうのはわかってる。
 それでも甘えてしまうのは、プロデューサーさんがとても……とっても優しすぎるせいなんですよ。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:55:07.01 ID:VoupHGXZ0

 自分以外の乗客がいなくなり、静かになった車内で一人呟く。

「“プロデューサーが自社のアイドルを交際相手として考えていたら問題ですよ”……か」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2020/03/07(土) 11:58:46.13 ID:VoupHGXZ0

 そもそも、仮定の話だとしても、なんで付き合うとしたら千雪だなんて迂闊にも口走ってしまったんだ……だから、心が惑うんだ。

 なにより、その気持ちに偽りが無いのが一番の問題だった。

以下略 AAS



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