【アイマス ×鬼滅】しのぶ「多分よくある血鬼術」
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36:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:05:33.42 ID:0WI24RkPO
「…いつから怒ってるんですか?」
「衣装合わせをしていて…胸回りをもう少し細くした方がいいと言ってからだ…」
ドンガラガッシャーン
37:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:06:04.94 ID:0WI24RkPO
「それじゃん!」
「千早お姉ちゃんにそんな話題はタブーだYO!」
「そうなのか?…いや、しかし、サイズが合っていないのは…」
「そんなの後でこっそり直してもらうとか!いくらでもやり方あるっしょ!?」
「そーだYO!義勇お兄ちゃん、そんなんじゃ嫌われちゃうよ?」
38:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:06:46.89 ID:0WI24RkPO
「ほら、謝りにいきますよ?」
「しかし…俺は今…怒られて…」
「だから私が一緒に行くんです」
「!?い、いいのか?」
39:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:07:13.41 ID:0WI24RkPO
「えぇ、しょうがないですから、本当に本当に忙しいんですけれど、このままでは冨岡さんがとてつもなくかわいそうなので、今回は助けてあげます」
「恩にきる」
嫌味を言っているのに一つも通じずにお礼を言われてしまいました。そんなことされたら、子供みたいに嫌味を言っていた私がバカみたいじゃないですか。
40:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:07:52.44 ID:0WI24RkPO
「本当にしょうがないですねぇ、冨岡さんは…私がいないと何にもできないんですから…」
余りにも反応がないので、ついつい嫌味もエスカレートしていきます。全く、これも全部全部冨岡さんのせいです。
「確かに…胡蝶がいないと俺は生きていけないかもしれない…」
41:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:08:27.54 ID:0WI24RkPO
「『告白されたみたい』って思った?」
「あああああ亜美ちゃん!?」
今まで珍しく黙って聞いていただけの亜美ちゃんに、急に耳元で囁かれ、変な声が出てしまいました。そう、あくまでも急に話しかけられたからです。
42:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:08:59.27 ID:0WI24RkPO
「しのぴょん気付いてる?ぎゆぎゆからかってる時からずーっと恋する乙女の顔してるよ?」
「ひゃい!?そ、そんなわけないじゃないですか!」
あり得ません!あり得ません!確かに私はよく冨岡さんをからかいますが!それは冨岡さんがからかいやすいからだけであって…
43:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:09:33.53 ID:0WI24RkPO
「へ…は…え…?」
私の脳内はいっぱいいっぱいで、口からは変な声しか出てきません。この分だと、顔は真っ赤になっているのでしょう、心なしか暑いです。
「あーぁ、なんか悔しいなぁ…」
44:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:10:01.34 ID:0WI24RkPO
「いやぁ、でもしのしのが実はウブウブだったとは…」
「いやぁん、乙女〜」
「くっ…」
とうとう二人にからかわれだしました。からかうのは私の十八番。このままでは私の沽券に関わります。
45:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:10:33.75 ID:0WI24RkPO
「わわわわ、私は…冨岡さんのことは…別に…」
「え?そうなの?」
「ぎゆぎゆは?」
「俺は胡蝶のことは好きだぞ?」
「もう黙っててください!」
46:名無しNIPPER
2020/03/05(木) 22:11:08.56 ID:0WI24RkPO
「ほら、行きますよ!謝るんでしょう!」
「ん…」
私はとにかくその場から逃れたくて、冨岡さんの手を掴み、如月さんのもとへと向かいました。途中で亜美ちゃんと真美ちゃんが囃し立てるような声を出していましたが、それには目もくれずに走りました。
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